ゴルフを始めたばかりの方には、ゴルフクラブの名称を覚えておくことが大切ですね。ゴルフクラブの話をしていても名称が分からなければ何の話をしているのかわかりません。以下に、初心者の方に覚えていただきたいゴルフクラブの名称をご紹介します。
ゴルフ初心者が最初に覚えるべきクラブの名称(呼び方)
ゴルフクラブの名称は、番手によって名称が異なります。覚えるべきウッドとアイアンの名称をご紹介します。
ウッドの呼び方
元々はヘッド(頭)部分を木製で作っていたことから「ウッド」と呼ばれています。ウッドはヘッドが丸い形をしていて1番が1番大きく長い。番号が大きくなるにつれて小さく長さも短くなっていきます。以下はウッドの呼び方一覧です。
1番ウッド/ドライバー (Driver)
最も飛距離が出るクラブで、ヘッドが大きく作られていますが、
重量は1番軽く長いクラブ一番飛ぶクラブ。主にティペグに乗せ最初のショットで使います。
2番ウッド/ブラッシー (Brashie)
かつては真鍮板を意味する「brass」が転じた呼び名でした。
現在はあまり作られていません。
3番ウッド/スプーン (Spoon)
凹面フェースが食器のスプーンに似ていることからこの名前が付けられた。2番目に長いクラブ。
4番ウッド/バフィー (Baffy)
由来は複雑で、「平手打ち」を意味するスコットランド語の「sclaff」から変化した英語「buff」が関連しています。
5番ウッド/クリーク (Cleek)
鍵をかける際の音を表す「Click」が由来となっています。
3番ウッドのスプーンから下のウッドのことをフェァウェイウッドと言い、4番、5番、7番、9番ウッドなどがあるモデルもある。
特に初心者の方はドライバー (1W)とクリーク (5W)をしっかり練習することをおすすめします.
ハイブリッド(ユーティリティ)クラブ
アマチュアにはロングアイアンはボールが上がりにくく難しいためウッドとアイアンの間にハイブリッド(ユーティリティ)と言うクラブがあります。ロングアイアンの代わりに打ちやすさを追求したクラブ。今では、プロゴルファーの使用も多くなっています。
ハイブリッドクラブ(ユーティリティ)には、#2,#3,#4,#5,#6,番などがあります。
アイアンクラブの呼び方
アイアンはその昔、ヘッド部分が鋼でできていたことから「Iron」という名前で呼ばれるようになりました。アイアンはプレーの中核を担う重要なクラブで、番手ごとに異なる名称があります。以下はアイアンの呼び方一覧です。
アイアンは番手で呼ぶことが一般的です。
最近のアイアンセットには、5~P/Wのセット、6~P/Wのセット、7~Pw,AW,SWのセット等があり
クラブチョイスの幅が広がっています。プロゴルファーの中には、ウェッジを5本もチョイスしている人もいます。
1番アイアン/ドライビングアイアン (Driving Iron): ドライバーと同じく「drive=運ぶ、打ち込む」という意味から命名されました。
5番アイアン/マッシー (Mashie): 由来は複数あり、スコットランド語の「大きな斧」やビリヤードのショット「マッセ」から来ていると言われています。
6番アイアン/スペードマッシー (Spade Mashie): 鋤(スペード)で土を耕すイメージから名付けられました。
9番アイアン/ニブリック (Niblic): スコットランド語の「つぶれた鼻」を意味する「ネブ・レイク」が語源です。
アプローチ用ウエッジとは
P/W(ピッチングウェッジ)、A/W(アプローチウェッジ)とかP/S(ピッチングサンド)と言いグリーンに乗せるクラブを総じてアプローチウェッジと言います。
S/W(サンドウェッジ)は、主にバンカーやラフからの脱出に役立ちます。
メーカーにもよりますが、
ロフト角が48度から50,51,52,53,54,55,56,57,58,59,60,62度位まで販売されています。
ヘッドスピード40m/sの番手別飛距離と目安
初心者の方がヘッドスピード40m/sの場合、参考にしたい番手別飛距離を覚えておくことでコースマネジメントがしやすくなります。
また、グリーンからの距離の逆算にも使えるようになりスコアアップが期待できます。
W#1 200ヤード
W#3 180ヤード
W#5 160ヤード
ユーティリティ(ハイブリッド)
U#5 150ヤード
アイアンNO7 140ヤード
アイアンNO8 130ヤード
アイアンNO9 120ヤード
ピッチングウェッジ 100~110ヤード
PS,AW 90~100ヤード
サンドウェッジ(SW) 80~90ヤード
ゴルフクラブの部分的名称
ゴルフクラブの部分的名称を覚えておくことでゴルフ仲間の会話やレッスンプロの説明も理解できると思います。
- クラブフェース (Club Face): ボールに当たる面のことで、フェース面とも呼ばれます。
- トゥ (Toe): クラブフェースの先端部分を指します。
- ヒール (Heel): クラブフェースのシャフト側を指します。
- スコアライン (Score Line): クラブフェースにある溝のことで、スピンをかける役割があります。
- バックフェース (Back Face): クラブフェースの裏面(打面の裏側)を指します。
- ソール (Sole): クラブヘッドの底面を指します。
- リーディングエッジ (Leading Edge): クラブフェースの一番下の刃先部分を指します。
- ライ角 (Lie Angle): クラブを地面にペタっとつけたときの角度を指します。
- バウンス (Bounce): アイアンクラブのソールの丸み。主にサンドウェッジで使われます。
まとめ
初心者の方は覚えることが沢山あり大変ですが、ゴルフ仲間の話やレッスンプロの説明なども理解力が向上し技術力もアップします。それによりコースマネジメントのイメージも出来ると思います。ドライバで200y飛ばして2打目5番ウッドで160y飛べば、3打目のアプローチとパッティングのイメージもしやすくなるので、ボギーで上がることも容易になります。
ゴルフは人間性が表れるスポーツ。同伴者のプレースタイルを観察できる余裕のあるゴルフを目ざしてくださいね。
コメント