ゴルフ初心者が短期間で上達するためにはスイングの再現性が一番重要です。いつでもどこでも同じタイミングのスイングができることがスコアにでます。上級者(ハンディキャップ5以下)のスイングを見ればいつも同じタイミングでスイングしていることが参考になりタイミングを考えるようにするとスコアが良くなるものです。基本に忠実に再現性を良くすることが上達の近道です。
普段使わない筋肉を使うゴルフスイングは小さい動きから大きく早く動くスイングを作ることで飛距離と方向性を向上させます。筆者がいつも申していることですが、日々の素振りをすることで短期間に上達を感じると思いますので、是非、短期集中の目標を立てることをおススメします。
スイングの基本
ゴルフの基本的なスイングは、正しいアドレス(構え方)から始まります。
以下は、ゴルフスイングの基本ポイントです。
グリップの仕方(握り方)
● 腕や手首に力を入れずにだらんと下げると手甲は斜め前を向くと思います。その角度のまま自然に作られる手首の角度や位置でクラブを握った力感がベストです。
● 左手の親指をグリップの上に乗せ、その親指を右手のひらで包み込むように握ります。左手の人さし指は中指から少し離して握り関節を曲げて引っ掛ける形になり親指と人さし指の根本は隙間が無いようにして握り合わさった線が右肩を指すように握ります。右手も同じように握り右肩を指します。
● 左手も右手も同じ向きでストロンググリップと言う形。
アドレス(構え方)
● 両足を揃えて立ち、ボールが体の中心に来るようにします。
● そのポジションから左足、右足と片足ずつ開いてまっすぐ構えます。ボールの位置はドライバーで左足踵の延長線上、アイアンの場合ボール半分内側になります。スタンス幅は肩幅、ドライバーが一番広くクラブ番手ごとに狭くなっていきます。
● 前傾角度は両足の付け根(股関節)から上半身を前傾させてから両ひざを軽
く曲げます。背筋をまっすぐ保つにはお尻を上に向けるイメージにする
ことで膝は大きく曲がりません。
● アドレスの入り方は、グリップした形をイメージした右手の位置でクラブ
を持ち前傾しながら左手右手と握りアドレスを作ります。右手でクラブを持
ちながら前傾角度を作るメリットは右手は体から離れない適度な位置になり
ます。再現性のあるアドレスが作りやすいから。
テークバック(バックスイング)
● お尻の穴(体幹)を中心として動かす意識でクラブを上げていきます。前傾している分だけ上半身が少し右に傾くイメージを持つことでスムーズにテークバックできます。それは、股関節から前傾しているから。
● 両肩と手元の3点を結んだ三角形を崩さないように始動します。
● トップ(クラブがもっとも大きく振り上げられた位置)でテークバックは終わり、ダウンスイングへと移行します。
● トップスイングでは左肩があごの下まで廻りその位置はスタンスの中程のイメージとなります。
ダウンスイングからインパクトへ
● ダウンスイングはクラブを立てて振り下ろすイメージからタメが出来、ボールにインパクトを与えます。ダウンスイングでクラブを寝かしてしまうと様々なミスショットが起きてしまいます。ミスショットの多くがダウンスイングにあります。
フォロースルーからフィニッシュ
● インパクト後のフォロースルーからフィニッシュまでの動きを完了させます。
これらの基本ポイントを押さえて、スムーズで力強いスイングを目指しま
しょう。
ゴルフスイングの作り方
ゴルフ初心者の方はどのような練習をすれば早く上手くなるのか。簡単に上手くなる方法ってないの。サイト管理人がおススメする効果的な練習方法がいくつかあります。以下にいくつかおすすめの練習法を紹介しますね。
ハーフスイングでインパクトゾーンを作る
● ゴルフのスイングは、インパクトゾーン(ビジネスゾーン)が最も重要です。このインパクトゾーンを意識することで、ナイスショットの確立が大幅にアップします。テークバックしたところで振り戻すスイングが理想のインパクトゾーンとなります。
クラブヘッドの軌道を安定させるために、ハーフスイングから徐々に振り幅を大きくしていき、芯に当たる感覚を身につけましょう。プロゴルファーもこのゾーンを重視しています。
● ピッチングウェッジをパターのように吊るしてボールを転がしてみます。
10ヤード、20ヤード、クラブヘッドがインパクト以降返って行かないと飛距離が出ないことが分かると思います。30ヤード以上飛ばすにはインパクト以降にヘッドが自然に返って行かないと飛ばないことが理解できたらハーフショットなどテークバックの大きさで距離を打ち分けてみましょう。
ハーフスイングからスリークオーター、フルショットへと振り幅を大きくします。振り幅はグリップの位置が右腰から左腰まで振り、これが出来るようになったらすりークオーター、フルショットへと移行します。
ピッチエンドランのアプローチのイメージ作りにキャリーで10ヤード、20ヤード、30ヤードを打ちランがどれくらい出るか覚えておけば実践で役立ちます。
● 7番アイアンもパターのように吊るしてボールを転がしてみます。10ヤード、20ヤード、30ヤードの距離を打ち分けてみましょう。グリーン周りのアプローチに役立ちます。そして、右肩から左肩まで振るハーフショット、スリークオーターショットとフルショットの打ち分け練習をしましょう。
●ドライバーショットも練習します。左肩があごの下に入ったらクラブを立てて下ろすイメージとフィニッシュまで振り切ることが出来るようにしましょう。スムーズにできるようになることで、距離と方向性が安定してきます。
スイングリズムの作り方
●スイングリズムが狂うと切り返しが早くなり、トップでの“間”がなくなります。リズムを整えるために、サイト管理人の私が意識してることは左手で上げて左手で打つことです。最初はアプローチなどの小さいスイングから意識して左手を使います。右手は意識しなくても勝手に動きスイングが完成されます。
●アドレスしたらクラブヘッドをボールの上の目標方向に送り出しその戻る動きのままテークバックしてボールを打つ練習をすることでリズムが取りやすくなります。この打ち方を全てのショットに取り入れてHC0になった方もいるほど効果バツグンの方法です。
● トップで止める練習法
トップスイングのポジションに上げたら一旦動きを止めてからダウンスイングを始めてください。繰り返しボールを打つことで下半身からの動きが自然になり体重移動が飛距離アップの秘訣がわかります。
これらの練習方法と姿見の鏡の前の毎日の素振りを実践することで劇的にスイングが変わっていき上達のスパイラルに入っていきます。ぜひ、お試しください。
まとめ
毎日のルーティンワークとして姿見の前でのスイングチェックと素振りがイメージ作りに重要です。ゴルフスイングは普段使わない体の側筋を動かすことでスムーズに柔軟性が作れるようになります。
鏡の前でご自分のスイングと理想のスイングをチェックしながら動作確認することで短期間で上達が見込めます。まずは2ケ月続けてみてください。実感すると思います。
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